ザ・カーヒコル・ノホイースプレッド概要・ポイント
リーディングレベル:初心者〜上級者向け
使用するカードの枚数:3枚
こういった状況で使う:心の声を聞きたい時、心と体のバランスに違和感を感じた時、進路を考えたい時
カード配置方法:3枚のカードを下中上の順に
1(下) ウハネ(’Uhane) あなたの顕在意識、理論的に考える力、意思の力、想像力を表す。現在、あなたが直面していることを明らかにする。
2(中) ウニヒピリ(’Unihipili) あなたの感情が属する、あなたの動物的な性質を表す。あなたの記憶や感情がその状況にどのように影響を及ぼしているかを示す。顕在意識と調和しているいないにかかわらず、記憶や感情は信念によって動かされる。
3(上) アウマクア(’Aumakua) ほかの2つの自己との相互作用に基づいて、あなたの人生で何が明らかになりつつあるのかを示す。アウマクアはウハネとウニピピリのエネルギーを現実のものにします。また、アウマクアは、あなたがもっとも興味をもっていることにとって役立つ、さらなる高次のパワーを管理することもできる。
ザ・カーヒコル・ノホイー・スプレッド解説
「ザ・カーヒコル・ノホイー」と舌を噛みそうな名前のスプレッドですが、「実際に1人の中には3人いる」という諺から由来されたスプレッドです。つまり「誰しも人格が3つある」ので、この3人がそれぞれの方向を向かっていては、なかなか人生ままならないといえます。反対にこの3人がお互いに意思の疎通をはかったときに奇跡が起こると言われています。ということから自己の調和を目的としたスプレッドになります。
具体的には、心の声を聞きたい時、心と体のバランスに違和感を感じた時、進路を考えたい時に使うスプレッドです。「頭ではこうしたいと思っているのになぜかやる気が出ない」や、本心に従って行動しているつもりでも、どこか抵抗を感じる場合などに自分の精神状態を知りたいなどに有効でしょう。
また、ヒイアカでも習いましたが、「真逆の本心」を因数分解する場合にも有効で、言動と行動が一致しない人を占う場合にも使えます。
7枚引きのヘイアウ・アヌウ・オラスプレッド(タワースプレッド)の簡易版と捉えてもよいと思います。
ザ・カーヒコル・ノホイー・スプレッドも同様に付属解説本の説明だと、ちょっとわかりにくいので下記のようにシンプルな言葉に変換してみました。
1(下) ウハネ(’Uhane) 頭で考えていること、意識していること。理性的な視点。
2(中) ウニヒピリ(’Unihipili) 心で思っていること。感情的(本能的)な視点。
3(上) アウマクア(’Aumakua) 本人も自覚していないこと。神的な視点。
ザ・カーヒコル・ノホイー・スプレッドリーディングまでの流れ
基本的には、カード配置まではククイ・ドローと一緒の流れです。
落ち着いた空間・状態で始める
気が済むまでシャッフルする
リーダー(読み手)がしっかりと混ぜてください。
カードに質問する
相談者にこう問いかけます。
「カードを引く前に心の中で呟いてもよいし、口に出してもいいので問いかけましょう。」
※セルフリーディングの場合(人がいる処だと若干恥ずかしいので注意笑)
例)
「今、私はこのことについてどう考えていますか?」
「彼は私のことをどう思っていますか?」
カードを3枚引く
目の引いた3枚を引きましょう。
目を瞑ってこれだと思う3枚を引いても構いません。
※シャッフル後1つの束にまとめて、1番上からを3枚引いたり、適当に3枚引いてもOKです。
引いた順番に下から配置する。
リーディングをする
最初は下記を見ながらでもいいので、やってみましょう!
1(下) 頭で考えていること、意識していること。理性的な視点。
2(中) 心で思っていること。感情的(本能的)な視点。
3(上) 本人も自覚していないこと。神的な視点。
ザ・カーヒコル・ノホイー・スプレッド練習のコツ
慣れないうちは順番に当てはめてリーディングしていきましょう。枚数が少ないのでセクシーにリーディングしようとすると、ちぐはぐ感がでてしもうのが注意点です笑。ですので、3枚の共通項、相違点は何なのかをよく整理しましょう。また冒頭でも述べたように、「自己には3人いる」ということを思い出し、それぞれの個性(長所・短所)を探し、協力点、妥協点を模索することが鍵になります。セッションで使う場合、無理に読み手が頭をひねり出して考えるよりも、相談者と一緒に考えるというスタンスでやることでセッションの質は向上するでしょう。